和食器では、器の大きさを 「cm(センチメートル)」 よりも 「寸(すん)」で表すことが多いです。
1寸は、だいたい3cm(約3.03cm)。
なので、7寸皿は、だいたい21cmくらいのお皿。となります。
4寸皿は12cmくらいの小皿、6寸皿は18cmくらいの中皿、8寸皿は24cmくらいの大皿のことで。
3寸皿、4寸皿、5寸皿、……9寸皿、尺皿。と、お皿の大きさは、だいたい3cm刻みになっています。
ちなみに、1尺は10寸なので、尺皿は30cmくらいの大皿。となります。
この 「寸(すん)」 や 「尺(しゃく)」 は、尺貫法(しゃっかんほう)という日本の伝統的単位で、体の大きさが元になっています。
例えば、
1寸(約3cm)は、親指と人さし指で「ちょっと(漢字にすると「一寸」)と示した長さ
5寸(約15cm)は、親指と人さし指を広げたときの指先間の長さ
といった具合に。
日本人の身体サイズを元に作られた単位なので、私たち日本人が使うモノのサイズとして使いやすく、動きになじみやすいのでは。と、言われています。
一般的な大きさの目安
■小皿・豆皿:4寸(約12cm)以下
薬味や調味料などを入れたり、ちょっとしたものを取り分けたり。
■中皿:5寸~7寸(約15cm~約21cm)
一人前の主菜や副菜、取り皿に。
■大皿:8寸(約24cm)以上
一人前のワンプレート用や、複数人で取り分けるような盛り皿に。
同じサイズの器(例えば7寸皿)でも、深さや形の違い、リムのあるなしなどによって見た目はもちろん、使い勝手も大きく異なります。サイズはあくまでも目安に、使いたい用途に合わせて柔軟にお選び下さい!